エアロバイクの検討をした結果 FITBOX LITE を購入した
結局、表題の通り FITBOX LITE (第3世代)を購入したわけですが、色々と検討した過程をまとめておきます。
普段ロードバイクに乗っているわけではないので、経験者にアドバイスをもらいつつ検討しました。
室内で自転車に乗るには
まず、家の中で自転車に乗ってトレーニングをするには、いくつかの方式があるようです。
実際のロードバイクやクロスバイクを使う方法
摩擦で負荷をかけるスピンバイク
磁力で負荷をかけるエアロバイク
※ スピンバイクとエアロバイクの厳密な違いはあるのかもしれませんが、現状、混同して使われているようです。スピンバイクでもエアロバイクであると言えそうなので、このページでは以降どちらもエアロバイクと呼ぶこととします。
エアロバイク選びのチェック項目
エアロバイクを選ぶにあたって考慮した項目を上げてみたいと思います。
なお、いずれのエアロバイクも電源は必要ありません。ただ、計測モニターのために電池や電源が必要なケースはあるかもしれません。
ロードバイクに乗りたいか
もし、サイクリングを趣味にするなら、いっそロードバイクを購入しても良いかなとも思いました。 ただ、ローラー台にのせて漕ぐと結構な音がするそうなので、その点で考慮には入れませんでした。
家の騒音が問題なく、ロードバイクを所有しているのなら、室内にローラー台を持ち込むのも良さそうですね。 天気に左右されずにトレーニングできます。 また、Zwift 目的の方も多いそうです。
筋力強化のトレーニングがしたいか
自転車を漕ぐことで、下半身の筋力強化ができます。 そういう方は、摩擦式か、磁力式のものでも高い負荷のかけられる機種が良さそうです。 筋力アップのトレーニングは連続して長時間はやらないと思うので、磁力式でも運用できるでしょう。
摩擦式は HAIGE(ハイガー産業)が良いそうです。
HAIGE は非接触の渦電流を使ったエアロバイクもあります。 こちらは高負荷がかけられ、かつ静音なので本格的なトレーニングをしたい人は検討しても良さそうです。 トレーニング目的な方にとっては、摩擦式と比べてこいだ感覚がどのくらい変わるのかが気になるところでしょうか。
ダイエットがしたい
果たしてエアロバイクでダイエットができるのかは知りませんが、負荷をかけた運動を日常的に継続すれば少なからず効果は出るのではないでしょうか。 この場合、安価な磁石式のコンパクトなエアロバイクで試してみるのが良いのではないかと思います。
折りたたみもできるアルインコのモデルが Amazon でとても安価に手に入ります。 度々セールもしていて、13,000 円程度になっていたりします。 アルインコのモデルは家電量販店なんかでも展示してあったりするので、一度試乗してみるのもおすすめです。
有酸素運動がしたい
私の目的はこれです。 健康診断の結果で有酸素運動をするのが良いということになったのですが、ウォーキングや水泳などは気軽にできないので、室内でできるエアロバイクを取り入れることにしました。
自分の心拍数を計測しておくことで、有酸素運動になる強度を保って運動できます。 Zones というアプリを使って自分の有酸素運動の心拍数の範囲をチェックしています。
有酸素運動をする上で問題となるのは、エアロバイクの動作時間です。
磁力式のエアロバイクの場合、連続使用時間はほとんどの機種で 30 分となっています。 厚生労働省の e-ヘルスネット をみると、有酸素運動によって効果が出るまでは有酸素運動を始めてから 20 分以降で、効果を得るにはその後長時間運動を継続できること、とあります。 30 分の連続使用時間だと、運動を始めて有酸素運動のレベルに到達するまでに 10 分かかって、その後 20 分継続したところで、効果が出る前にトレーニングを終了しないといけません。
最近は磁力部分を改良して 60 分や 90 分の継続動作を謳っている製品が出ているので、そういうモデルを選ぶのが良いでしょう。 あるいは、摩擦式のモデルを検討することになります。
FITBOX シリーズか、Haige の摩擦式のモデルが良さそうです。
ペットや小さい子供がいるか
エアロバイクを選ぶ上で、タイヤがむき出しのタイプと、カバーで覆われたタイプがあります。 ペットや小さいお子さんがいる家庭ではカバーが付いているモデルが良いでしょう。 我が家は猫がいるので、カバーの付いているタイプを選びました。
摩擦式のモデルはだいたいカバーはないので、磁力式のカバーが付いているものや、小型のモデルを選ぶのが良いでしょう。
Zwift がやりたい
バーチャル空間でいろんなコースでサイクリングができ、ソーシャル要素もあり競争や励ましたりしながらトレーニングができる Zwift が流行っていますが、Zwift もエアロバイクでやろうと思えばできるようです。
スピードやペダルの回転数などをアプリと連携する必要があるので、それらの計測センサーが必要です。 センサーのついているエアロバイクはたくさんありますが、スマホなどに送信ができる機種はあまりないので、別途センサーを取り付けることになります。 センサーを付けて、ケイデンスとスピードを送信できるようなら Zwift もできるはずです。
ただ、購入後 FITBOX LITE でやってみたところ、うまくスピードの調整ができず、いくら漕いでも全然前に進まない、という状態になったので、エアロバイクの場合はプレイできた旨の報告があるモデルを選ぶのが無難でしょう。
FITBOX LITE にセンサー類をつけた記録は以下に書きました。
ながら運動がしたい
負荷が低くなっても、少しでも体を動かしたいというのであれば、背もたれのついたエアロバイクがあります。
背もたれのついたモデルは、高齢者やリハビリが必要な方にも使われているそうです。
仕事をしながら
リモートワークが広がり、外出機会も減ったということで、運動しながら仕事をしたいという需要も出ているようです。 どれだけ仕事に身が入るかわかりませんが、足を動かすだけなら問題ないのでしょうか。
実際に仕事をするかは別として、テーブル付きのモデルも出ています。 単に、タブレットや本などを置くのでも良いかもしれませんね。
省スペース
エアロバイク自体は設置してみるとそんなに大きくはないのですが、それなりに存在感はあります。 使わないときはしまっておけたり、コンパクトなモデルもあります。
上の方でも紹介したアルインコの折り畳めるモデルです。
椅子を用意する必要はありますが、車輪とペダル部分だけというのもあります。 高負荷なトレーニングは難しそうですが、ペダルしかないということで、机の上などに置いて腕で回して上腕のトレーニングをすることもできます。
最高に省スペースで収納できるのが、BIKEBOX です。 折りたたんだ状態で幅 11cm しかありません。 サドルもちゃんとついています。ハンドルはないので前傾姿勢はできません。
個人的にすごく欲しかったのですが、使用感が分からなかったので見送りました。 店頭で試乗できたり、もっと利用した方の感想なんかが見えてくると良いんですが。。。
検討する上で候補にしたエアロバイクメーカーたち
安くはないものですし、はずれを引きたくないので、有名メーカーや素性のはっきりしているところから選びました。
品質的にそんなに変わらないものや掘り出し物などもあるかもしれませんが、サポートなどを考えるとあまり知らないメーカーや日本でのサポートがないところからは買いづらいところですね。
実際、今回の購入後に FITBOX のサポートにお世話になりましたが、即日対応してくれて大変助かりました。
アルインコ
エアロバイクの老舗で、信頼感があります。
老舗メーカーですが、安価な製品が多くあります。 Amazon でいろんなジャンルを見ていると、無名の中華メーカーの製品に埋もれてしまうんですが、アルインコに関しては同価格帯で商品展開されています。
フィットネスジムに置いてあるようなモデルも安価に手に入るのは有難いですね。
HAIGE(ハイガー)
摩擦タイプのスピンバイクでは HAIGE がおすすめです。 本格的なトレーニングをしたい方向けでしょうか。
ビギナー向けの製品も揃っています。
ハイガーの製品は何より格好良いですね。
FITBOX
磁力タイプのエアロバイクです。
広く出回っている磁力タイプのエアロバイクは、連続動作時間が 30 分程度です。 これは、連続で使用すると磁力によって熱を持ち故障の原因となるため、熱を冷ますため休憩を入れないといけないということのようです。
FITBOX は磁力部分の改良によって、最大 90 分までの連続使用ができるようになりました。
STEADY
最近 Amazon でもよく見かけるフィットネスメーカーです。FITBOX よりも多くの製品を企画製造しています。
個人的には、このスピンバイクが磁力式で 100 分連続使用可能となっており、気になっています。
実際に購入したエアロバイク
検討の結果、購入したものは FITBOX LITE でした。 現行の FITBOX シリーズは第3世代です。
ポイントは、
といったところでした。
FITBOX と FITBOX LITE については、センサーを自前で用意してスマホ連携がしたいため、余計な機能のついていない安い方の LITE にしました。基本性能は一緒です。
購入してしばらく経ちましたが、とても満足しています。 とにかく静かで、室内で狙い通り有酸素運動ができています。 快適にするための工夫も結構したので、関連記事も合わせて参考にしてもらえると嬉しいです。
では、エアロバイク選びの参考になれば幸いです。
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