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リモート会議には骨伝導イヤホン AfterShokz がおすすめ

リモート会議には骨伝導イヤホン AfterShokz がおすすめ


Amazon セールでなんと 4,000 円引きとなっていた、骨伝導イヤホンの AfterShokz OPENMOVEを購入しました。 しばらく使用してみてのレビューです。 とても使い勝手の良い製品でした。

ちなみに、AfterShocks でも AfterShockz でも AfterShoks でもなく、AfterShokz です。

AfterShokz シリーズ

AfterShokz OPENMOVE は、AfterShokz のシリーズの中でもエントリーモデルに位置づけられます。

AfterShokz は大きく 3 ラインあります。

  • ハイエンド向けの AEROPEX
  • エントリーモデルの OPENMOVE
  • ビデオ会議向けのマイクが独立している OPENCOMM
  • AEROPEX と OPENMOVE の違い

    AfterShokz のサイトで比較してみたのが以下の画像です。

    リモート会議には骨伝導イヤホン AfterShokz がおすすめ | ずかだ雑記帳
    https://aftershokz.jp/pages/new-compare-products より
    https://aftershokz.jp/pages/new-compare-products より

    発売時期を見ると、OPENMOVE のほうが新しいモデルなのですが、骨伝導技術に第7代のものが使われています。 また、防水/防塵規格が AEROPEX が IP67防水に対して OPENMOVE が IP55 防水と抑えられています。 さらに、AEAROPEX, OPENCOMM はフルチタンなのに対して、OPENMOVE はヘッドバンドの部分だけがチタン製となっています。

    こういった点の違いから OPENMOVE は AEROPEX の半額という安価な価格設定となっています。

    OPENCOMM について

    OPENCOMM については、ちょっと違った立ち位置になっています。 マイクが伸びているところから分かる通り、リモートワークなどに適したモデルです。

    機能的なスペックは OPENMOVE と同じようですが、OPENCOMM の形状は AEROPEX のものを採用しており、筐体もフルチタンです。 骨伝導技術や防水性能は OPENMOVE と同じなのですが、フルチタン、専用マイクがあるという点で、OPENMOVE よりも高い価格設定になっています。

    どのモデルを選ぶか

    リモートワークでのマイク性能としては、OPENMOVE で十分な実用性能だったので、リモートワーク以外にも使いたい場合は OPENMOVE で十分なのではないかと思います。

    少しでも音質に拘りたい場合は、AEROPEX が良いでしょう。 また、耳に書ける部分の形状が違うので、着け心地も少し違います。 付け方にもよるかとは思いますが、OPENMOVE は長時間つけていると耳の上の部分がちょっと痛くなることがあります。

    とはいえ、骨伝導イヤホンの入門としては、断然 OPENMOVE がおすすめです。 正直、OPENMOVE でも最初はびっくりするくらいきれいに音が聞こえます。 防水性能や骨伝導技術の差がありますが、OPENMOVE で十分だと思います。

    私は、OPENMOVE を Amazon セールで 4,000 円引きの 5,999 円で買えたので、そういう機会を狙ってみても良いかもしれません。

    AfterShokz OPENMOVE を開封

    では、今回購入した OPENMOVE を見ていきます。 パッケージです。

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    VGP 2021 金賞だそうです。 とはいっても、骨伝導イヤホンは、AfterShokz ほぼ一択の状況です。 OPENMOVE が十分安いので、中華の良くわからない骨伝導イヤホンは買わずに、素直に AfterShokz を買いましょう。

    http://vgp.phileweb.com/vgp2021/category.html#cate27 より
    http://vgp.phileweb.com/vgp2021/category.html#cate27 より

    内容物

    中は本体とアクセサリー類が入っています。

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    撥水性のある巾着袋、耳栓、充電ケーブル、取説、貼り付けて好みのデザインを楽しめるシールが入っています。

    耳栓は、例えば、飛行機に乗っているときなど、周囲の音を遮断して使いたい時に使用します。

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    本体の外観

    グレーの部分が広がって頭の形にフィットします。

    全体的にマットな質感で手触りがとても良いです。 水滴がついても、さっと拭き取ればすぐにきれいになります。

    IP55 なので、汗をかくシーンや、雨に濡れたときでも使えるのが良いですね。 ちなみに、水中は駄目です。

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    先端部分は磁石になっていてピッタリくっつくようになっています。

    どうしてそうなっているのかはよくわかりません。 ここがくっつくメリットは思いつきませんでした。 形状を保つため、とかでしょうか?

    どうやって付けるのか

    耳の上から回して、こめかみの部分に当たるように装着します。

    簡単に外れるようなことはないような作りと、軽い抑えが効いています。

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    マイク

    マイクは右側にあります(画像だと左に見えますが右です)。 位置としてはこめかみの部分になりますが、ちゃんと音を拾ってくれていました。

    気になるのは音質ですが、通話相手の方たちはいつもの有線マイクと遜色ないとのことでした(というか違いに気が付きませんでした)。 デュアルノイズリダクションマイクとのことで、OPENMOVE 側で周囲の騒音を除去するノイズ処理がされているのも効果が出ているのでしょうか。

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    マルチファンクションボタン

    左側のラインは、少し出っ張ったデザインになっていて、ここがボタンになっています(写真上部)。

    音楽などの一時停止、曲送り、曲戻しが操作できます。 また、長押しすると siri などを起動できます。

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    再生音量ボタン

    右側には電源と、音量の調整ボタンがあります。

    また、同時押しをすると、標準モード、ボーカルモード、イヤプラグモード(耳栓をして使うモード)の3種類のモードを切り替えて使えます。 音楽は標準モード、ミーティングやポッドキャストなどはボーカルモード、音を消して没頭したいときはイヤプラグモードといった感じの使い分けになります。

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    充電端子

    充電は USB-C です。 AEROPEX の方は専用の磁石タイプの充電器になります。

    個人的には、USB-C で充電できる方がありがたいので、こちらのほうが良いです。

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    使用感

    とにかく音がはっきり聞こえます。 最初の体験としては、骨伝導とイヤホンの違いはない、といったくらいに感じると思います。

    気になるのは、コロナ禍の時勢的にリモートミーティングでの通話品質だと思うのですが、他のイヤホンと変わらず使えます。 マイク性能も十分のようで(自分ではわからないのですが)、いつも使っている有線マイクと変わらない品質だそうです。

    音楽については、ちゃんと聴くとやはりヘッドホンには敵わないのですが、ながら作業の BGM などとしてかけておく分には十分な音質があると思います。

    周囲がうるさい環境では

    周囲の環境がうるさい場合は音量をあげないと聞き取れません。 ただ、あまり音量を上げ過ぎると振動が大きくなってしまい、こめかみの部分が震えているのが分かるくらいになりとても使っていられなくなります。 周囲がうるさいところで使うのは厳しいかと思います。 また、音量をあげないといけないシーンは外出時だと思うのですが、あまり音量を上げると音漏れもしてしまうので、電車では注意したいところですね。

    個人的に試した感じだと、交通量の多い道路沿いや、繁華街などでの使用は厳しい印象でした。

    河川敷など交通量の少ないところをジョギングする、などのシーンなら十分使えます。

    利用シーン: リモートワーク下での家庭内での使用

    適した利用シーンは、リモートワーク下の家庭内での使用だと思います。 骨伝導イヤホンを、室内で常につけっぱなしにしているといった運用は割と良いのではないかと思います。

    リモート会議や音楽を聞きながら仕事をしつつ、家庭内の音が自然に耳に入ってきます。 家族との会話もイヤホンを着け外しせずにそのままできますし、小さいお子さんがいる場合何か異変があった時にも物音で気がつくことができます。

    AfterShokz は OPENMOVE で 6 時間、AEROPEX で 8 時間なので、もう少しバッテリーが持つと一日中着けっぱなしにしていられて良いと思いました。

    利用シーン: フィットネス目的

    AfterShokz は、ウェブサイトなどを見ても分かる通り、トレーニングやフィットネスに利用できますというのが売りです。

    私も、ウォーキングやジョギングをしたり、FITBOX というエアロバイクに乗ったりしていますが、AfterShokz は音楽を聞きながらも、周囲の音を消さずに安全に運動ができるという利点があります。 更に汗にも強いのがとても良くて、普通のイヤホンだと水に強いデバイスはそんなにありません。AfterShokz は基本防水なので、汗も大丈夫ですし、急に雨が降ってきても何の問題もありません。

    骨伝導ではない耳をふさがないデバイス

    骨伝導を採用していないけれど、耳を塞がないデバイスもあります。

    Xperia Ear Duo (XEA20)

    すでに生産終了になっているかとは思うのですが、Sony から出たイヤホンがあります。

    Xperia の名を冠していますが、Xperia でなくとも使えます。

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    本体を耳にかけてイヤリングのようにして装着します。

    耳に入れる部分は、真ん中が空いていて、周囲の音が聞こえる様になっています。

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    このデバイスを最初に使ったときは感動しました。 周囲の音とイヤホンからの音が自然に融合して耳に入ってきます。

    しばらくは、会社でもこれを常時つけて仕事をしていました。 このデバイスが良かったのは、アシスタント機能が優れていて、予定を読み上げてくれたりするんですね。 次の会議の予定があれば、時間になると耳から予定が勝手に流れてくるという、自分の秘書がいるみたいな感覚になります。

    このコンセプトのデバイスはその後出ていないので、ぜひこういった製品もまた出してもらえると面白くなるなと思います。

    ambie

    今、先行予約しているのが、ambie のイヤーカフのような形状のイヤホンです。

    デザインとして大変面白く、是非一度体験してみたいと思っています。

    ホワイトを予約をしたので、届くのが楽しみです。

    追記

    AfterShokz はマルチペアリングの処理がうまく行っていないようで使い物にならない印象なので、複数デバイスでの運用を検討している人は注意が必要です。


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